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挫折が私を強くしてくれた

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李 家安

2020年度卒業生

Q:まず、簡単な自己紹介をお願いします。

A:こんにちは。2020年度卒業生の李家安(リカアン)です。現在は東洋大学の理工学部に在籍しています。本日は私の進学までの体験談をお話ししたいと思います。少しでも後輩たちのお役に立てれば幸いです。

Q:まず、どうして日本に留学しようと思ったのですか?

A:子供の頃から数学に興味がありました。将来の目標はAIやロボット関係の職につくことです。そのため、機械工学科で勉強しようと考えました。自分なりに調べてみたところ、A Iやロボットの技術は、アジアの中でも日本がトップクラスだということがわかりました。日本は中国から近く、身近に感じていたこともあり、いろいろ悩みましたが、日本留学を決心しました。

Q:どうやって勉強をしていましたか?

A:私の学習方法はごく一般的なものだったと思います。日本語学校の先生と塾の先生のW指導に加えて、自助努力を怠らなかったことが、成功につながったと思います。

Q:当時を振り返って、大変だったことや苦労したこと

      はありますか?

A:当時を振り返ってみて一番悔やんでいることは、大学合格までの計画をすぐに立てなかったことです。恥ずかしながら、日本に来たばかりの時は、全く進学の計画を立てずに日々を過ごしていました。

Q:そうだったんですね。

A:中国には「事半功倍(じはんこうばい)」という四字熟語があります。事前にしっかりと計画を立てることで、少ない労力で、大きな成果を得ることができるという意味です。受験を終えた今だからこそ、この言葉の意味が胸に刺さります。受験では、余裕を持って早めに計画を立てることがとても大切なことなんです。

私は早めに進学までの計画を立てなかったばかりに、多くの時間を無駄にしてしまいました。日本語学校と塾の先生のサポートのおかげで、受験までになんとか進学準備を間に合わせることができました。

この私の経験を踏まえて、早めに進学までの計画を立てることが、とても大切だということを後輩たちに伝えたいです。

Q:日本留学試験(EJU)は何回受験したんですか?

A:EJUは日本の大学進学を考えている留学生にとって、とても大切な試験です。私は2回、6月と11月にEJUを受験しました。6月の試験では、腕試しに受験しました。結果は惨敗でした。まだまだ大学で勉強できるまでの成績を取ることができませんでした。ですが、自分の足りないところを知ることができたのが大きかったと思います。それから、しっかりと足りなかったところを勉強し、11月の試験では理想の成績を取ることができました。

Q:これからEJUを受験する後輩たちに何かアドバイスがあ

      りますか?

A:実力不足だからとか、日本語力に自信がないからとか考えて6月のEJUを受けるかどうか迷っている後輩には、「実力なんて気にしなくていい!必ず受験したほうがいい!」と強く伝えたいですね!

Q:日本留学試験の攻略法って何かありますか?

A:高校時代から理系科目は得意だったので、数学や物理、化学の問題は簡単でした。数学は穴埋め問題が多く、物理と化学は全問選択問題です。理系科目が得意な人であれば、物理と化学は比較的、簡単だと思います。基礎力を高めておけば問題が解けると思います。

日本語の聴解問題については、日本語学校の先生から「普段からよく聞くように」とアドバイスをいただいたので、日本語を聞くことに力を入れていました。読解問題は漢字が多いので、キーワードが探しやすく正答も見つけやすかったです。内容的にはそこまで難しくはありませんが、考え方などは日本人的なものをもあり、それに慣れてみたほうがいいと思います。問題が解けやすくなります。

そして制限時間にも注意が必要です。問題数がかなり多いので、問題を解くペース配分がとても大切です。

Q:大学の出願について、何か心配だったことや困ったこ

     とがありましたか?

A:専攻知識の準備は事前に十分していたため、受験の心配なかったです。自信もありました。ただ、出願書類で問題が生じました。私の学歴は少し変わっていて複雑なんです。イギリスの高校卒なんです。そのため、卒業証書などを発行してもらうのが大変でした。最初は高校側から発行できないとも言われました。しかし、学校の先生の協力もあって、なんとか大学に出願することができました。

Q:進学を考えている後輩たちにアドバイスしたいことっ

     てありますか?

A:先ほど、早めに進学までの計画を立てることが大切だとお話しました。これとは別に、もう一つアドバイスしたいことがあります。それは自分から考えて動くということです。学校から与えてくれる進学情報を待つのではなく、自分から積極的に情報収集をすべきだと思います。例えば、自分が文系と理系とどちらの道に進むのか、自分にはどんな学校が向いているか、進学するためには何を勉強しなければならないのかなど、自分で考えて行動してください。自分で考えて動いて決めたことなら、やる気も出るし、難問も乗り越えられると信じてください!

Q:自分から考えて動くことが大切なんですね!

A:はい。まず、自分のことを知ることです。一人で考えられないなら、先生のアドバイスを聞いてみてもいいかもしれません。そして、何よりも早めに進学準備をすること!受験勉強も出願書類の準備も、余裕を持って早めに始めることを強くおすすめします!早いうちに進学までの計画を立てておけば、万が一問題が発生したとしてもバタバタせずに済むと思います!

Q:いろいろな質問に答えていただきありがとうございま

     した。最後に後輩たちにメッセージをお願いします!

A:私の大学合格までの道のりは決して簡単なものではありませんでした。トラブル続きで、決して理想的な進学準備ができたとは言えません。とても落ち込んで、日本での大学進学を諦めて、帰国することを考えたこともありました。

そんな時、親身になって相談に乗ってくれる先生や一緒に勉強している友達の支えがあったからこそ、折れそうになる自分を奮い立たせ、大学合格を掴むことができました。

皆さんも自分のことをよく知ってください。そして、自分で進学情報を探してみたり、先生からアドバイスをもらったりしてみてください。自分自身の努力と周りの協力があれば、目標が達成できるはずです!目標を叶えることは大変だと思いますが、合格を目指して頑張ってください!